Webアプリケーション開発ガイド

Webアプリケーション開発で使用する言語と仕組み

いざ!Webアプリケーション開発!

バックエンド

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Webアプリケーションを見えないところから支える

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バックエンドとはサーバサイドのこと

Webアプリケーション開発の具体的な仕組みを理解する上で、フロントエンドと併せて覚えておきたいのがバックエンドの知識です。Webアプリケーション開発におけるバックエンドとは、ユーザーが直接操作できない部分、ユーザーからは見えない部分のことです。フロントエンドでユーザーにより行われた操作や入力に関するデータは、バックエンドで処理されます。
ユーザーがWebページ内で買い物をするシーンを例に、バックエンドの働きを考えてみましょう。買い物をしているユーザーは、ページ内に表示されている商品をカートに入れたり、欲しい商品を検索したりします。ユーザーがキーワードを入力すると、バックエンドに保存されている情報の中からキーワードに関する情報がフロントエンドへと送られます。ユーザーの購入履歴や検索履歴を保存するのもバックエンドの役割です。フロントエンドは、バックエンドからの情報をユーザーにわかりやすく表示する役割を持っています。

バックエンドで使用される言語

バックエンドのWebアプリケーション開発で使用される主な言語は、PHPやRuby、Python、JavaScriptなどです。PHPはWeb開発に特化した言語です。ネイティブアプリや大規模開発にPHPは不向きですが、プログラミング初心者が学ぶのに適した言語のひとつです。Rubyはまつもとゆきひろ氏が開発した言語です。初心者にはやや不向きな言語ですが、日本発の言語ということもあって日本語の情報が豊富です。Pythonはコードがシンプルで見やすく、プログラミング初心者が学びやすい言語です。日本での普及が遅れているともいわれていましたが、AIやディープラーニングの普及とともにPythonの需要も高まってきました。フロントエンドでも使用されているJavaScriptは、バックエンドでも使用されます。ただし、対応サーバの数が少ないなどデメリットも指摘されています。

バックエンドで求められる思考とは

バックエンドでは、データの整合性や想定利用人数に対する意識を持つことが求められます。Webアプリケーションの想定利用人数は、利用者が爆発的に増えることを考慮する必要があります。総務省が2017年に行った調査によれば、20代から40代の95%がインターネット利用者です。インターネット利用者の多くはスマートフォン利用者ということからも、開発するWebアプリケーションの想定利用人数には十分な余裕を持たせておくべきであることがわかります。

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